2022-06-07 コレクション撮影はじまり
今週はコレクションの撮影。春に続いて2度目の場所なので顔見知りもいて仕事がやりやすい。
どうしたら平面の布をこうして膨らませられるんだろう?とか折り紙みたいになっている生地は洗濯の際にどうなるんだろうとか、そんなことを考えながらひとつひとつ撮影する。今半期のコレクションはこれで全部覚えた。こうして縁もゆかりもないものと自分を繋げてくれるから、アルバイトは面白い。
写真を撮っているとその人がどんな人なのか、その一面が垣間見える気がすることがある。多くのプロフェッショナルに撮影されているから私が素人であるのは一目瞭然だと思う(だってまずカメラが古くて安物)のに、ほとんどのモデルさんがちゃんとアイコンタクトをしてくれる。まあ私の方がにこにこしているからかもしれないんだけど。あまりちゃんとこちらのカメラに反応してくれないモデルさんはやっぱり今回も同じ人で、その人はきちっとポーズを固定してくれないから撮りようがない。目線も体もずっとふわふわしたまま。上手な人はシャッター音のたびにポーズを変えてくれるし「もう撮った?後ろも撮ってね」という感じでちゃんと撮らせてくれる。観察しているとその態度は私に対してだけではないから、まだプロとしての自覚がないのかもな、と思う。